Tea Time -研究者Tのつぶやき-

自分の専門分野(宇宙天気、オーロラ)のことや子育てのこと、趣味のことなど、思いつくままに書いてみようと思います。

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STEREO

 NASAのミッションで、太陽と太陽と地球の間の空間(惑星間空間とか、内部太陽圏と呼びます。)を2機の探査機で立体的に観測するSTEREOというミッションがあります。2006年の10月に打ち上げられ、地球と大体同じ軌道をちょっと先に進む探査機と、ちょっと遅れて進む探査機の2機で、地球からそれぞれすこしずつ離れていきながら、観測をしています。
 この探査機の観測データはWebでも公開されているのですが、赤青メガネを使って太陽の立体像が見られるページがあります。
http://stereo.gsfc.nasa.gov/gallery/3dimages.shtml
コレ、なかなかおすすめです。赤セロファンと青(できればシアン)のセロファンを買ってきて、赤青メガネを自作するか、買うかしないといけませんが、太陽が本当に立体的に見えますよ。表面の活動領域(普通の望遠鏡で太陽を見た時に、黒点が見えている領域)のループ状の構造なども立体的に見えます。立体的に見えるのなんて、当たり前と思うかもしれないですが、今までにはこんな画像は無かったわけで、初めて見た時にはものすごく感動しました(人間の画像処理能力も含めて)。
 日本の「ひので」衛星も太陽の様々な画像をWebで公開しています(http://hinode.nao.ac.jp/Movies/)が、ちょっとマニア向けかもしれません。でも、性能面ではSTEREOよりもひのでの方が上なんですよ。普通の人がイメージしているものよりも更に詳細な様子がわかっても、一般の人に受けるかどうかというと、必ずしもそうではないようですね。オーロラ観測衛星の「れいめい」も、研究者的には凄いオーロラの画像を撮っていて、プレスリリースもしたのですが、記者さんたちの反応は今ひとつだったと聞いています。いずれにせよ、STEREOの画像はそういった意味(?)でもおすすめできます。赤青メガネ作るのが面倒という話はあるかもしれないですけどね(笑)。
 で、何で私なんぞがよその国のミッションの紹介をしているかというと、この探査機のリアルタイムデータをうちの研究所で受信しているからなんです。この探査機のデータは宇宙天気予報にも役に立つので、リアルタイムで使えるようにしてくれていて、24時間カバーするために、他の国の研究機関にも協力が求められていて、うちもお手伝いをしているというわけです。そして、そのデータをどうやって宇宙天気予報に使おうかということを最近研究しようとしているところです。。。



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宇宙天気 | コメント:1 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

つーさん

面白いね、うちでも作ってみよう!赤青メガネ(^^)。ところで、つーさん、「宇宙天気予報」って言ってもきっと大多数の人には「なんじゃそりゃ」だと思うのですが・・・。
2008-02-16 Sat 21:57 | URL | あーる #-[ 編集]

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